≪商品説明会≫アクリアUボードピンレスのご紹介2025.12.02

Aclear(アクリア)Uボードピンレスのご紹介

旭ファイバーグラス株式会社

グラスウール営業支援グループ
 グループリーダー 河野 剛士 様氏が、
「Aclear(アクリア)Uボードピンレス」について発表

本日ご紹介する製品は、当社の断熱材シリーズ「アクリア」、その中でも床用断熱材である「アクリアUボードピンレス」です。

■ 本日のアジェンダ
本日の内容は、大きく分けて五つでございます。

  1. ①当社旭ファイバーグラスの会社概要
  2. ②断熱材「アクリア」とはどのような製品なのか
  3. ③本日メインでご紹介する「アクリアUボードピンレス」の製品説明
  4. ④断熱材の性能を十分に発揮させるために重要となる正しい施工について
  5. ⑤正しい施工を広めるための取り組みとして行っているマイスター認定制度について

■会社概要

まずは、簡単に当社の会社概要についてご説明いたします。
旭ファイバーグラスは1956年に設立され、来年で創立70周年を迎えます。現在の株主は吉野石膏株式会社様でございます。
当社の事業は大きく二つに分かれております。一つ目が断熱建材事業で、皆さまにも馴染みのあるグラスウール断熱材の製造・販売を行っております。二つ目が工業材料事業で、ガラス繊維を用いたフィラーや補強材などを取り扱っております。

また、工業材料分野の中では、真空断熱材VIP(ビップ)も取り扱っております。これは冷蔵庫や自動販売機などに使用されている産業用途の断熱材で、内部の空気を抜くことで熱の伝わりを抑える仕組みを持った製品です。もともとは産業用途向けでしたが、約5年前に建材としてのJIS認証を取得し、使用用途を住宅にも拡大致しました。

生産拠点は、本社が東京、生産拠点としては湘南工場、九州工場、中部工場(愛知県豊橋市)の三拠点体制です。湘南工場は当社のマザー工場で、敷地面積は約12万平方メートル、外周は約2キロあり、徒歩で一周すると20~30分ほどかかる規模となっております。

■アクリアについて

○グラスウールとは

続いて、グラスウールについてご説明いたします。
グラスウールとは、ガラスを溶かして繊維状にした断熱材です。見た目は綿状でふわふわしておりますが、断熱性能や吸音性能は、素材そのものではなく、繊維と繊維の間にできる「空気の層」によって発揮されます。この空気が動かずに留まることで、熱や音の伝わりを抑える仕組みとなっております。
製造工程としては、使用済みガラス瓶などを粉砕し、溶解炉で約1200度で加熱して溶かします。その後、繊維化し、樹脂を吹き付け、オーブンで焼き固めたのち、所定の寸法にカットして製品となります。板状、ロール状、袋入りなど、用途に応じてさまざまな形状の製品を展開しております。

○アクリアの特長

当社の断熱材シリーズ「アクリア」は、従来のグラスウールとは異なる特長を持っております。

アクリアの大きな特長は、「快適」「健康」「安心」の三つです。

まず快適性についてです。アクリアは繊維を非常に細くすることで、繊維間により多くの空気層を確保しています。一般的なグラスウールの繊維径が約7~8ミクロンであるのに対し、アクリアでは約4ミクロン、製品によっては約3.0ミクロンという非常に細い繊維を採用しております。これにより断熱性能と吸音性能が飛躍的に向上しております。

次に健康面です。使用している樹脂を見直し、ノンホルムアルデヒドを実現しております。また、繊維が細いため、皮膚への刺激が少なく、従来のグラスウールに比べてチクチク感が軽減され、施工時の作業性も向上しております。

三つ目が安心です。アクリアは法定不燃材料であり、無機系素材のため紫外線劣化や経年による痩せが起こりにくい特性があります。実際に18年、20年経過した現場から回収した断熱材の調査でも、性能の大きな変化は見られておりません。また、シロアリの食害を受けにくい点も安心材料の一つです。

安全性の面では、WHOのがん専門機関(IARC)において、グラスウールは発がん性が分類されないグループ3に位置付けられており、日常的に口にする紅茶などと同じ分類となっております。アスベストとは明確に異なる安全性の高い素材です。

■アクリアUボードピンレスの概要

ここからが本日のメインとなる「アクリアUボードピンレス」のご説明です。

アクリアUボードピンレスは、アクリアシリーズの中でも床用に開発された断熱材です。最大の特長は、グラスウールに不織布を一体化させた構造にあります。
従来の床断熱では、受け金具を設置して断熱材を落とし込む施工が必要でしたが、本製品は不織布の耳部分を土台や大引きに持ち上げ、タッカーで留めるだけで施工が可能です。そのため、金具を使用しない「金具レス施工」が実現しております。
新築はもちろん、リフォームにも対応しており、床下点検口から床下に潜り、不織布を広げてタッカーで固定することで施工が可能です。リフォーム用には、点検口から搬入しやすい短尺サイズの製品もラインアップしております。

■施工のポイント

施工時のポイントとして重要なのが、隙間を作らないことです。グラスウールは柔軟性があるため、採寸寸法よりもやや大きめにカットし、しっかりと充填することが重要です。幅を調整する場合は、不織布を残し、断熱材のみをカットするようにしてください。

また、断熱性能を十分に発揮させるためには、気流止めが欠かせません。土台と大引き、壁と床の取り合い部など、空気の流れが生じやすい箇所には、断熱材の端材などを用いてしっかりと塞ぐ必要があります。いくら性能の高い断熱材を使用しても、気流があれば効果は大きく低下してしまいます。

○断熱の目的と重要性

断熱を行う目的は、大きく分けて省エネルギーと健康面の二つです。
断熱性能を高めることで、冷暖房効率が向上し、光熱費やCO₂排出量の削減につながります。また、室内の温度差を小さくすることで、冬場の浴室や脱衣所で起こりやすいヒートショックのリスクを軽減する効果も期待できます。断熱は、快適性だけでなく、住まう方の健康にも深く関わる重要な要素です。

■ 正しい施工とマイスター制度

最後に、正しい施工の重要性についてです。

高性能な断熱材を使用しても、施工が適切でなければ本来の性能は発揮されません。断熱材の性能と施工品質は、常にセットで考える必要があります。 そのため、硝子繊維協会では「マイスター認定制度」を設け、座学と実技講習を通じて正しい施工技術の普及に取り組んでおります。この制度は国土交通省の能力評価制度に繋がる資格の一つで、「グラスウール充填断熱施工技術マイスター」はレベル3に位置付けられており、断熱施工が専門性の高い高度な技術であることを裏付けています。

以上が、本日ご紹介した内容でございます。ご清聴、誠にありがとうございました。

ご入会メリット
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