
空気(くうき)や水をきれいにしてくれる木は、
大切(たいせつ)に
そだてていかないといけないね。

そうね。木からつくられるものは、
あまりつかわないほうがいいのかな。

木を大切(たいせつ)につかうことは、
とってもいいことじゃな。
でも、木をつかいすぎないのも、
あまりよくないんじゃぞ。


それって、どういうこと?
日本の木を、もっとつかおう

いまの日本は、全体(ぜんたい)の面積(めんせき)の70%(パーセント)は森(もり)や林(はやし)でできています。じつに国土(こくど)の3ぶんの2が森林(しんりん)。
そのうち、自然(しぜん)にできたものは50%(パーセント)ほどです。
そして、40%(パーセント)が人の手によってつくられたもので、残(のこ)りの10%(パーセント)は、いまから木がうえられる土地(とち)や、竹(たけ)の林(はやし)です。

人の手によって作(つく)られた森林(しんりん)は、荒(あ)れた土地(とち)をうまくつかうことを目的(もくてき)としたものでした。
そこでは、おうちを建(た)てるための材料(ざいりょう)にぴったりの種類(しゅるい)の針葉樹(しんようじゅ)が主(おも)にそだてられていました。
でも、外国(がいこく)でそだてられた木がたくさんつかわれるようになって、日本でそだてられた木は少しずつつかわれなくなってしまったのです。
木をつかえば、山がまもられる

人の手によって作(つく)られた森林(しんりん)は、うえられた木をそだてるために、枝(えだ)を切(き)ったり、他(ほか)の植物(しょくぶつ)をとりのぞいたりして専門(せんもん)の人たちによって管理(かんり)されていました。
でも、日本の木があまりつかわれなくなって、管理(かんり)されなくなった森林(しんりん)がふえてしまいました。
そうなると、うえられた木がすくすくとそだたなくなり、しっかりした根(ね)っこが伸(の)びなくなります。
地面(じめん)をしっかりつかむ根(ね)っこがないと、大雨(おおあめ)や台風(たいふう)で山が崩(くず)れてしまうことが多(おお)くなってしまうのです。
それだけではありません。長(なが)い間(あいだ)ずっとうえられているおとしよりの木より、若(わか)い木のほうが、よりたくさん光合成(こうごうせい)をしてくれます。
だから、木をつかって、新(あたら)しい木をうえて、人の手できちんと管理(かんり)することをくりかえしていくことが、山をまもることにつながるんです。

木は、地球にやさしい材料

ものをつくるときにつかえる材料(ざいりょう)は、木のほかにも鉄(てつ)やアルミなどの金属(きんぞく)があります。材料(ざいりょう)としてつかえるようにするときには、たくさんの熱(ねつ)や電気(でんき)などのエネルギーが必要(ひつよう)です。
熱(ねつ)や電気(でんき)などのエネルギーをつかうときは、空気中(くうきちゅう)の酸素(さんそ)がたくさんなくなり、地球(ちきゅう)の気温(きおん)が上がる「地球温暖化(ちきゅうおんだんか)」の原因(げんいん)とされている二酸化炭素(にさんかたんそ)をだしてしまいます。

木を材料(ざいりょう)にするときは、熱(ねつ)や電気(でんき)の量(りょう)が少なくても大丈夫(だいじょうぶ)なので、鉄(てつ)やアルミにくらべて地球(ちきゅう)にやさしいのです。
また、地球(ちきゅう)にある鉄(てつ)やアルミの量(りょう)にはかぎりがありますが、木は、つかったぶんだけうえれば、ずっとつかいつづけられます。きちんと計画(けいかく)を立てることが大事(だいじ)ですが、それができれば木は地球(ちきゅう)にとってもやさしい材料(ざいりょう)だと言えるのです。


空気(くうき)や水をきれいにしてくれる木は、大切(たいせつ)にそだてていかないといけないね。

そうね。木からつくられるものは、あまりつかわないほうがいいのかな。

木を大切(たいせつ)につかうことは、とってもいいことじゃな。でも、木をつかいすぎないのも、あまりよくないんじゃぞ。


それって、どういうこと?
日本の木を、
もっとつかおう

いまの日本は、全体(ぜんたい)の面積(めんせき)の70%(パーセント)は森(もり)や林(はやし)でできています。じつに国土(こくど)の3ぶんの2が森林(しんりん)。そのうち、自然(しぜん)にできたものは50%(パーセント)ほどです。そして、40%(パーセント)が人の手によってつくられたもので、残(のこ)りの10%(パーセント)は、いまから木がうえられる土地(とち)や、竹(たけ)の林(はやし)です。

人の手によって作(つく)られた森林(しんりん)は、荒(あ)れた土地(とち)をうまくつかうことを目的(もくてき)としたものでした。そこでは、おうちを建(た)てるための材料(ざいりょう)にぴったりの種類(しゅるい)の針葉樹(しんようじゅ)が主(おも)にそだてられていました。でも、外国(がいこく)でそだてられた木がたくさんつかわれるようになって、日本でそだてられた木は少しずつつかわれなくなってしまったのです。
木をつかえば、
山がまもられる

人の手によって作(つく)られた森林(しんりん)は、うえられた木をそだてるために、枝(えだ)を切(き)ったり、他(ほか)の植物(しょくぶつ)をとりのぞいたりして専門(せんもん)の人たちによって管理(かんり)されていました。でも、日本の木があまりつかわれなくなって、管理(かんり)されなくなった森林(しんりん)がふえてしまいました。そうなると、うえられた木がすくすくとそだたなくなり、しっかりした根(ね)っこが伸(の)びなくなります。

地面(じめん)をしっかりつかむ根(ね)っこがないと、大雨(おおあめ)や台風(たいふう)で山が崩(くず)れてしまうことが多(おお)くなってしまうのです。それだけではありません。長(なが)い間(あいだ)ずっとうえられているおとしよりの木より、若(わか)い木のほうが、よりたくさん光合成(こうごうせい)をしてくれます。だから、木をつかって、新(あたら)しい木をうえて、人の手できちんと管理(かんり)することをくりかえしていくことが、山をまもることにつながるんです。
木は、地球に
やさしい材料

ものをつくるときにつかえる材料(ざいりょう)は、木のほかにも鉄(てつ)やアルミなどの金属(きんぞく)があります。材料(ざいりょう)としてつかえるようにするときには、たくさんの熱(ねつ)や電気(でんき)などのエネルギーが必要(ひつよう)です。

熱(ねつ)や電気(でんき)などのエネルギーをつかうときは、空気中(くうきちゅう)の酸素(さんそ)がたくさんなくなり、地球(ちきゅう)の気温(きおん)が上がる「地球温暖化(ちきゅうおんだんか)」の原因(げんいん)とされている二酸化炭素(にさんかたんそ)をだしてしまいます。
木を材料(ざいりょう)にするときは、熱(ねつ)や電気(でんき)の量(りょう)が少なくても大丈夫(だいじょうぶ)なので、鉄(てつ)やアルミにくらべて地球(ちきゅう)にやさしいのです。また、地球(ちきゅう)にある鉄(てつ)やアルミの量(りょう)にはかぎりがありますが、木は、つかったぶんだけうえれば、ずっとつかいつづけられます。きちんと計画(けいかく)を立てることが大事(だいじ)ですが、それができれば木は地球(ちきゅう)にとってもやさしい材料(ざいりょう)だと言えるのです。

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