
コウくん、シンちゃん。
きみたちは「木」が植物(しょくぶつ)なのを
知っているかな?

もちろん!
動物(どうぶつ)は動(うご)くけど、
木は動(うご)かないから植物(しょくぶつ)
なんだよね。

葉(は)っぱもはえているもの。
わたしたちは植物(しょくぶつ)だわ。

そうじゃな。
では、木という植物(しょくぶつ)について、
きちんとおはなしできるかな?
木は、長生きする植物

ひとことで「植物(しょくぶつ)」と言っても、さまざまな種類(しゅるい)があります。
道端(みちばた)でみかける草(くさ)や花(はな)、地面(じめん)や岩(いわ)で生(い)きているコケも、ぜんぶ植物(しょくぶつ)のなかまなんです。
「木」は、これらとどこがちがうのでしょうか。

1つ目は、生(い)きる長さです。草(くさ)や花(はな)は1~2年の寿命(じゅみょう)です。
でも、木はとっても長生(ながい)きできる植物(しょくぶつ)なんです。日本にある木の中で、一番長生(ながい)きなのは、鹿児島県(かごしまけん)の屋久島(やくしま)にある縄文杉(じょうもんすぎ)という木です。その年齢(ねんれい)は、なんと2700歳(さい)!そして、世界(せかい)で一番長生(ながい)きしているのは、アメリカのカリフォルニア州(しゅう)というところにあるブリッスル・コーンパインという木で、4700歳(さい)なんだとか。


とても長生(ながい)きしている木の年齢(ねんれい)は、木の幹(みき)の断面(だんめん)にある模様(もよう)でわかります。
この模様(もよう)は「年輪(ねんりん)」といいます。丸い輪(わ)が重(かさ)なっていったような模様(もよう)になっていて、この輪(わ)がいくつあるのかで何歳(なんさい)なのかがわかります。

木は、種から生えてくる

2つ目は、生(は)えかたです。植物(しょくぶつ)には、いろんな生(は)えかたをするものがあります。
竹(たけ)の場合は、土の中に根(ね)っこを張(は)り巡(めぐ)らせて、その根(ね)っこからあたらしい竹(たけ)を生(は)やします。コケは少しかわっていて、「胞子(ほうし)」という小さな粒(つぶ)をたくさん飛(と)ばして、そこから生(は)えてきます。
木は、どんなに大きなものでも、草(くさ)や花(はな)と同じように種(たね)から生(は)えてきます。最初(さいしょ)は花が咲(さ)いて、そのあとにたくさんの種(たね)ができます。そして、土の上におちたり、鳥(とり)にたべられて、とおいところでフンとして出されたり、雨水(あまみず)や川に流(なが)されたり、風(かぜ)に飛(と)ばされたりしていろんなところにはこばれていきます。そこから芽(め)を出す種(たね)は、ほんのすこし。成長(せいちょう)のスピードは木の種類(しゅるい)によってさまざまで、1年で10センチしか伸(の)びないものもあれば、1メートルにまで大きくなるものもあります。

木は、葉っぱをみれば種類がわかる

3つ目は、種類(しゅるい)です。木にはいろんな種類(しゅるい)があります。
その種類(しゅるい)は、大きく2つの分け方があるんですが、どちらも「葉(は)っぱ」で確認(かくにん)することができます。
1つ目の種類(しゅるい)は、葉(は)っぱの色(いろ)で見分けられます。1年中、ずっと緑色(みどりいろ)の葉(は)っぱの木を「常緑樹(じょうりょくじゅ)」といいます。そして、秋ごろに赤くなって、ひらひらおちてしまう葉(は)っぱの木が「落葉樹(らくようじゅ)」です。


2つ目の種類(しゅるい)は、葉(は)っぱの形(かたち)でみわけられます。細(ほそ)くてかたくて、すこしとがった葉(は)っぱの木を「針葉樹(しんようじゅ)」、広くて平(ひら)たい葉(は)っぱの木を「広葉樹(こうようじゅ)」といいます。この2つを組み合わせて、大きく4つの種類(しゅるい)に分けることができるのも木の特徴(とくちょう)のひとつです。



みんなも、身近(みぢか)にある木を観察(かんさつ)して
どんな種類(しゅるい)なのかをしらべてみてください。

コウくん、シンちゃん。きみたちは「木」が植物(しょくぶつ)なのを知っているかな?

もちろん!動物(どうぶつ)は動(うご)くけど、木は動(うご)かないから植物(しょくぶつ)なんだよね。

葉っぱもはえているもの。わたしたちは植物(しょくぶつ)だわ。

そうじゃな。では、木という植物(しょくぶつ)について、きちんとおはなしできるかな?
木は、長生きする植物

ひとことで「植物(しょくぶつ)」と言っても、さまざまな種類(しゅるい)があります。道端(みちばた)でみかける草(くさ)や花(はな)、地面(じめん)や岩(いわ)で生(い)きているコケも、ぜんぶ植物(しょくぶつ)のなかまなんです。「木」は、これらとどこがちがうのでしょうか。

1つ目は、生(い)きる長さです。草(くさ)や花(はな)は1~2年の寿命(じゅみょう)です。
でも、木はとっても長生(ながい)きできる植物(しょくぶつ)なんです。日本にある木の中で、一番長生(ながい)きなのは、鹿児島県(かごしまけん)の屋久島(やくしま)にある縄文杉(じょうもんすぎ)という木です。その年齢(ねんれい)は、なんと2700歳(さい)!そして、世界(せかい)で一番長生(ながい)きしているのは、アメリカのカリフォルニア州(しゅう)というところにあるブリッスル・コーンパインという木で、4700歳(さい)なんだとか。

(じょうもんすぎ)

とても長生(ながい)きしている木の年齢(ねんれい)は、木の幹(みき)の断面(だんめん)にある模様(もよう)でわかります。
この模様(もよう)は「年輪(ねんりん)」といいます。丸い輪(わ)が重(かさ)なっていったような模様(もよう)になっていて、この輪(わ)がいくつあるのかで何歳(なんさい)なのかがわかります。

木は、
種から生えてくる

2つ目は、生(は)えかたです。植物(しょくぶつ)には、いろんな生(は)えかたをするものがあります。竹(たけ)の場合は、土の中に根(ね)っこを張(は)り巡(めぐ)らせて、その根(ね)っこからあたらしい竹(たけ)を生(は)やします。コケは少しかわっていて、「胞子(ほうし)」という小さな粒(つぶ)をたくさん飛(と)ばして、そこから生(は)えてきます。
木は、どんなに大きなものでも、草(くさ)や花(はな)と同じように種(たね)から生(は)えてきます。最初(さいしょ)は花が咲(さ)いて、そのあとにたくさんの種(たね)ができます。そして、土の上におちたり、鳥(とり)にたべられて、とおいところでフンとして出されたり、雨水(あまみず)や川に流(なが)されたり、風(かぜ)に飛(と)ばされたりしていろんなところにはこばれていきます。そこから芽(め)を出す種(たね)は、ほんのすこし。成長(せいちょう)のスピードは木の種類(しゅるい)によってさまざまで、1年で10センチしか伸(の)びないものもあれば、1メートルにまで大きくなるものもあります。

木は、葉っぱをみれば
種類がわかる

3つ目は、種類(しゅるい)です。木にはいろんな種類(しゅるい)があります。その種類(しゅるい)は、大きく2つの分け方があるんですが、どちらも「葉(は)っぱ」で確認(かくにん)することができます。
1つ目の種類(しゅるい)は、葉(は)っぱの色(いろ)で見分けられます。1年中、ずっと緑色(みどりいろ)の葉(は)っぱの木を「常緑樹(じょうりょくじゅ)」といいます。そして、秋ごろに赤くなって、ひらひらおちてしまう葉(は)っぱの木が「落葉樹(らくようじゅ)」です。

(じょうりょくじゅ)
:マツ

(らくようじゅ)
:モミジ
2つ目の種類(しゅるい)は、葉(は)っぱの形(かたち)でみわけられます。細(ほそ)くてかたくて、すこしとがった葉(は)っぱの木を「針葉樹(しんようじゅ)」、広くて平(ひら)たい葉(は)っぱの木を「広葉樹(こうようじゅ)」といいます。この2つを組み合わせて、大きく4つの種類(しゅるい)に分けることができるのも木の特徴(とくちょう)のひとつです。

(しんようじゅ)
:スギ

(こうようじゅ)
:サクラ

みんなも、身近(みぢか)にある木を観察(かんさつ)してどんな種類(しゅるい)なのかをしらべてみてください。
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