日本木造住宅産業協会

(一社)日本木造住宅産業協会(略称/木住協)は、木造軸組工法住宅等の普及と健全な発展に寄与することを目的とした法人です。

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住まいの情報

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頑張る会員企業訪問記

日本の気候風土には木造住宅

日本には四季があります。また高温多湿です。そんな日本の気候風土に一番合うのは木造軸組工法住宅。
素材である「木」の特性から、調湿性や吸音性に優れ、地球環境や人の健康にもやさしいのが最大の特徴です。
そこで、木住協の機関誌「木芽」に掲載している頑張る会員企業訪問記を紹介します。

お客様満足度最優先 信頼感で地域に根差す丁寧な家づくり(加藤建設株式会社)

代表取締役:加藤 仁 氏

温暖な気候に恵まれ、リゾートや老後の永住の地として注目を集める南房総。この地に根を下ろし、約90年。加藤建設は3世代にわたり地域に信頼される木造建築を続けてきた。 創業当初は小中学校の木造校舎や神社など、大規模木造建築の施工が中心だったが、およそ40年前の2代目社長の頃から木造注文住宅にシフト。

職人仕事にこだわり、コスト削減に努め、お客様満足度を最優先し続ける「本気のシゴト」で地域の信頼を獲得し、口コミで受注を伸ばしている。地方の街ならではの独特のコミュニティが形成されている中にあって、地域からの信頼を長期間維持し続ける秘訣を探った。

職人技の活きた家を!

加藤建設がこだわるのは、木造軸組工法。長い歴史の中で改良を重ねられたこの工法こそ、わが国に最適の構造だと確信しているという。そう感じたきっかけは、ゼネコンで修業していた若かりし頃にさかのぼる。今とは異なり、職人と泊まり込みで現場に立つことが当たり前の時代、現場に張り付く過酷な日々の中で目の当りにした職人たちの高度な技に感銘を受けた。

「日本の気候に合わせて育まれた工法を、熟練の職人だけが持ち得る手技で一工程ずつ大切にカタチにしていく。住まい手の一生を見守る家づくりは、そんな丁寧なやり方でなければならないと確信しました。」

先代から事業を受け継いだ後も木造軸組工法にこだわり、熟練の職人たちと共に高品質な家づくりに取り組み続けている。そのこだわりが高じて、建築スタッフとして社内にも職人を複数名おくようになった。以来、自らの目が十分に行き届く範囲に職人を置き、品質と技術の向上を追求させ続けている。
家づくりへの想いは建材にも現れ、柱は4寸角の無垢総檜を使用。柱に限らず、梁などすべてに無垢材を採用しているほどのこだわりようだ。「骨組である構造材がしっかりしていれば、メンテナンスや修理、リフォームなどでいつまでも住めることが、木造軸組工法の魅力。」熱っぽく語る社長の表情からは、ゆるがぬ信念がにじみ出ているかのようだった。

坪単価10万円ダウンのために

高品質な家づくりを追求しながら、その費用を削減する合理思考が加藤建設の基本だ。不透明な費用がまかり通る住宅業界において、明朗会計で低コストな家づくりを実現している。しかし、品質とコストは反比例しがちで、品質を求めれば当然コストはかさんでしまう。そのジレンマを解消したのは、1998年。一念発起した加藤社長は、坪単価10万円ダウンを目標に掲げ、コスト削減へのチャレンジに乗り出したのだ。

作業は、容易なものではなかった。まず、加藤社長は家づくりのシステムを根本から見直すことから着手する。従来も基本的に設計~施工の一貫体制を築いていた加藤建設であったが、基礎・外構・浄化槽工事など、一部外注に頼る工程があった。これらをすべて直営化することで、完全一貫請負体制を実現。同時に、現場で工数がかさんでいた建材の加工作業を協力工場でのプレカットへと移行し、施工コストの大幅削減を実現した。

加藤社長のコストカットはこれにとどまらない。メーカーや問屋、職人と協議の場を設け、徹底的合理化を議論。資材の直接購入や仕様・設備の統一化について同意を取り付けるとともに、経費をギリギリまで切り詰め、20〜30%のコストダウンに成功したのである。結果、通常坪単価50万円以上かかる檜4寸角の住宅を、坪40万円台で提供することができるようになった。それも、一流メーカーの設備・部材、オール電化をフル装備するほか、確認申請や補償検査費用、消費税までも込みの価格である。高品質且つ低コストな住まいの陰には、計り知れないほどの努力が隠れているようだ。

高い設計力の秘訣

そんな加藤建設の住まいの特徴は、フルオーダーで建てる家。今風のデザインから、和洋折衷、数寄屋造り風の和邸宅まで幅広く対応する。設計段階での図面変更も柔軟に対応し、お客様からの評判も良い。また、職人を自社スタッフとして長年育成し続けていることから、住宅の構造だけでなく、要望があれば建具なども手作りで対応できることも強みだ。特にオリジナルの仏間は好評で、非常に凝った装飾を施した造作で、オリジナリティあふれる空間を実現している。

そんな設計力・現場対応力が評判を呼んでか、かつてはメイン顧客層だったシニア世代に加え、子育て世代のお客様も増加傾向にある。匠の技術研鑽やコストカットだけに気を取られることなく、最新の住宅トレンドにもアンテナを張り巡らせていることが、若い世代を呼び込み始めているに違いない。 しかし、加藤建設は住宅展示場を持っていない。家づくりの初めにはまず住宅展示場で情報収集をすることが当たり前のいま、どのように新規顧客を獲得しているのだろうか。
「小さなコミュニティの中で長年やっていくために、顧客満足度の高さを最優先に考えています。ですから、オーナーさんとの仲も非常に良好で、現場見学会にも快くご協力いただけています。ウチの場合は、それがモデルハウス代わりですね。」

オーナーの協力で開催する構造・入居宅見学会は、月におよそ2回の頻度で行う。家づくりを経験された方々がどこに悩み、どこにこだわったかを実際にご覧いただくことで、お客様のイメージを固め、商談もスムーズに進むという。

常にお客様のために

お客様満足度を第一に考える加藤建設は、アフターサービスにも余念がない。地域密着型の会社ならではのきめ細やかな対応力で、オーナーとの良好な関係を構築している。 「当初アフターサービスを開始する際は、勇気が必要でした。体制の整備やクレームへの対応など、手間やリスクが大きく感じたんです。でも、むしろ定期的に訪問し細かな疑問や不安を都度フォローしていくことで大きなクレームを減らす効果につながっています。」

建築後は1・3・6か月後に訪問点検を行い、入居後の住まい心地を伺いながら細かい調整を実施。その後も、1・2・3・5・8・10・12・15年の節目ごとに訪問点検行う徹底ぶりだ。
さらに特徴的な取り組みもある。『お客様感謝祭』だ。毎年一回、オーナーとともに旅行にでかけ、日ごろの感謝を伝え、コミュニケーションを図るイベントである。東京日帰りツアーや富岡製紙工場視察など、毎年企画され、社長以下社員総出で対応している。
このように、きめ細やかかつオリジナリティあふれるアフターサービスで、地域に根差した事業を展開する加藤建設。将来のビジョンは、との最後の問いに、「南房総を拠点に営業エリアを拡大していくことですが、良い職人の確保が年々難しくなっているので、育成が重要ですね。」と、目標と課題を併せて語ってくれた。

※協会機関誌「木芽」2016年新春号(Vol.158)より転載

ピカイチ社員

営業 鈴木 健一 氏

部長兼設計室長 鈴木 健一 氏Q.入社したきっかけは?
前職は建築業界ではありませんでしたが、二人目の子供が生まれることを機に、より安定した仕事を求めて転職しました。当初は現場の基礎工事担当としての面接でしたが、社長から人当たりの良さを買っていただいて、営業をやってみないかとお声掛けいただき、今に至ります。

Q.担当している仕事内容は?
入社2年目の新人ですが、営業としてお客様との窓口を担当させてもらっています。単独で任せられている案件はまだありませんが、先輩たちと同行させていただき、勉強の毎日です。少しでも会社に貢献できるよう、見学会や感謝祭では常に率先して動くように心がけています。

Q.これから心がけたいことは?
家づくりは信頼が第一ですので、お客様の信頼を裏切らないよう、真摯な接客を心がけたいです。お客様にとっては人生で一番大きな買い物なので、最初は疑心暗鬼になりがちですが、安心していただけるような知識やふるまいを身に着けていきたいと思っています。一日でも早く独り立ちして、会社に貢献したいですね。

加藤建設のこだわりPOINT

お客様満足度を第一に、総檜で建てる木造軸組工法の住まい

社長のひとこと

この地域で喜ばれる家づくりのために、何代も引き継がれた住宅の建て替え、新しい宅地への独立や、子育て世代の新築や増築など、様々なニーズを持った方々のご相談をお聞きし対応していくことが最も重要な使命だと考えています。

会社概要

社名

加藤建設株式会社

代表取締役

加藤 仁

本社

千葉県南房総市沓見12-1

電話

0470-46-3953

FAX

0470-46-3123

会社沿革

昭和47年

加藤建設有限会社 設立

平成2年

加藤建設株式会社に商号変更

平成2年

有限会社南総エステート(不動産業)設立

平成25年

創業90年を迎える。

事業内容

木造注文住宅、リフォーム、宅地建物取引業

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