日本木造住宅産業協会

(一社)日本木造住宅産業協会(略称/木住協)は、木造軸組工法住宅等の普及と健全な発展に寄与することを目的とした法人です。

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住まいの情報

Part29:長もちする良い住宅は、木造軸組工法住宅

2009長期優良住宅「長もちする良い住宅」「いいものを作って、きちんと手入れして、長く大切に使う。」

平成21年、長期優良住宅の認定制度が開始されました。長期優良住宅は簡単に言うと「長もちする良い住宅」という意味です。
長期優良住宅の認定制度には「いいものを作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」というスローガンがあります。ですから、認定をうけるには、高品質な住宅を建て、維持管理をきちんと行い、メンテナンスやリフォームの情報管理を行う必要があります。それは、中古住宅の売り買いのしやすさにも繋がっていきます。認定制度の背景には、「地球環境を守ろう!」「住生活を向上しよう!」という切実な2つの目的がありました。

多世代にわたって住宅を受け継ぐ

家族の団らんまず、地球環境について言うと、温室効果ガスの一つである二酸化炭素ガスを削減する必要があります。極端な例ですが、今まで100年に3回の住宅解体のゴミ焼却が必要だったものが、住宅が長もちすることによって、100年に1回ですむとなると、それによって大気中の二酸化炭素を減らすことができます。

そして、住宅費用負担の軽減です。現在、日本の住宅の寿命は30年程度と言われています。ちょうどローン返済期間を過ぎる頃、住宅の解体建て直しという繰り返し・・・。

これでは、いつまでたっても住宅に係る費用から逃れられません。住宅が耐久性や耐用性を考えて建てられるようになると、多世代にわたって住宅を受け継ぐことができ、次世代は住宅を建て直す必要はないため、その分の費用で余暇を楽しんだり別荘を建てたりといった「ゆとり」を感じることができるでしょう。

住宅の売買という観点からは、土地と住宅とでは、その資産価値が土地に偏りすぎているという問題もあります。現在の不動産売買は、土地の上に住宅が残っていると解体費用分を差し引いて取引されるような状態です。新築時に何千万円もの価値のものが30年で価値がゼロになるなんて、しかもそれが、日本特有だなんて、許し難いではありませんか。もし、住宅にもある程度の資産価値が認められるようになれば、老後の生活設計に住宅資産を取り入れることができます。

さて、様々な工法の中でも、木造軸組工法住宅は、長もちする良い住宅の素質を十分に持っています。 まず、実は日本の木造住宅の寿命は長いと言うこと。2003年に堤洋樹氏が発表した研究結果が下表です。

表 1980年以降における木造専用住宅の寿命の推移

 大阪市中央区大阪市東淀川区枚方市
1980年28.6年31.2年32.4年
1985年33.4年40.1年36.7年
1990年38.0年41.9年38.2年
1995年42.7年48.1年43.6年
2000年47.2年53.1年(1999年)48.9年(1999年)
2003年50年程度52年程度

出典:「1980年以降における木造専用住宅の寿命の推移」堤洋樹、日本建築学会計画系論文集第580号、2004年6月

ここに挙げられる3地域は大阪の中でも立地条件が異なりますが、寿命は順調に伸び、21世紀初頭には50年程度となっています。 次に、木造ですと、木材中に炭素を固定し、建っている期間ずっと炭素を再放出しないため、長もちをすればするほど、地球環境に有益です。

このような素質がある上に、更に長期優良住宅の認定を取得することで、適切に情報が管理され、売買時にもその情報が活用されるようになり、より一層、寿命を延ばすことができ、地球環境の保全にもつながるのではないでしょうか。

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