日本木造住宅産業協会

(一社)日本木造住宅産業協会(略称/木住協)は、木造軸組工法住宅等の普及と健全な発展に寄与することを目的とした法人です。

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住まいの情報

Part14:リフォームしやすい木造軸組工法住宅

住まいとしては、十分機能するはずなのに、建ててから30年くらいたつと、建て替え話が浮上することがあると聞きます。今でこそ、使いやすいとされる間取りがありますが、かつては、例えば、ソファーのある応接間、両親に泊まってもらうためだけに用意された和室、クローゼットにしては深すぎる押し入れなど、用意された本来の機能が自分のスタイルに合わず、自分が住まいに合わせなければならなくなるという事もしばしばでした。

建設中の木造住宅日常の違和感が澱(おり)のように溜まり、なんらかのきっかけで建て替え話が浮上した時に、この違和感を水に流そうと建て替えを決断される事が多いと思います。このような、ライフスタイルと住まいとの器の隔たりが、スクラップ&ビルドを進めてしまったと言えるでしょう。環境問題が深刻な状況である今、そのようなもったいない事をしてはならないと思います。賢い方は、そうなる前にリフォームを考えることが多いのではないでしょうか。

でも、工法によっては、間取りに関わる大きなリフォームがしづらいものも有ります。 ツーバイフォー2×4工法は別名「枠組み壁工法」と呼ばれており、壁が構造に大きく関わっています。そのため、一つの壁であっても、取る事が難しいと言えます。増改築に限らず新築設計の段階でも、壁量の調整や開口部の大きさには注意しなければならず、それを改造するという事は、新築以上に配慮が必要とされるでしょう。 木質プレハブ工法は、構造の安定についての認定がなされており、それを改造するということは、構造の安定についての認定を外れる事になります。ということは、改造の自由が効かず、さらに、メーカーの型式が更新されると部材の入手が困難になる可能性もあります。やはり、増改築に向かない工法と言われています。

その点、木造軸組工法は、耐力壁以外であれば、壁を取るといった大胆な間取りの変更が可能です。新築時にもらった図面(平面図)を見てみると、壁に筋交いの入っている壁を表す三角印や丸印等がついています。それが、耐力壁です。こういった図面を見れば難しい事は分からなくても、どの程度の間取りの変更が可能かすぐにわかるはずです。よい家に、長く住まうには、適宜の増改築は当たり前だと思います。また、その時に専門家に住宅の総点検を兼ねてもらうことで、さらに安心できるでしょうし、手を入れる事によりさらに愛着が湧くようにもなります。

住宅に少し手を加え、年齢によって、その年代に限った暮らし方を実現する。それが、現在の環境問題を解決する一つの道かもしれません。さらに一歩進んで、住宅を資産として考えた場合、不動産の住宅部分(上屋)の価値は建てた直後から下がっていきます。今後、よい住宅の場合は資産価値が上がっていくならば、手を加えることがもっと楽しくなるでしょうね。価値の分かる人たちにとっても、手の加えやすい木造軸組工法は魅力的な資産ではないでしょうか。

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