Part27:適材適所
「適材適所」とは言わずとしれた日本に馴染みの深い熟語で、それぞれ違う能力を持つ人材をその能力を最大限に発揮できるような地位に配置し起用すべきであるという意味を持っています。誰もがトップを目指すのではなく、得意分野を伸ばしていくのに長けている日本ならではの言葉ではないでしょうか。
続きを読むPart26:長もち木材
屋久島の屋久杉は樹脂分が多いため腐りにくい性質を持っています。昔、屋久杉は神聖なもので伐採が禁止されていました。想像を超える遙かな時を重ねて生き続ける木に自然に畏敬(いけい)の念を持っていたのです。
続きを読むPart25:木材の香り
まだまだ、根強い人気のある文房具、鉛筆。鉛筆を削った後、その削り口のところに鼻を当ててにおいを嗅いでしまう人もいるのではないでしょうか。そのなんとも言えない、落ち着く感じを求めて、ついつい嗅いでしまいます。実はこの生理現象、鉛筆の材料となるエンピツビャクシンという材の香りに鎮静作用があることが原因かもしれません。
続きを読むPart24:人に元気を与えるクスノキ
木材にはその細胞壁を構成する要素の他に様々な成分が含まれています。それらの成分は、水やアルコールなどの有機溶剤に簡単にとけるものです。樹種によってその性質は違っていて、防虫や精神安定、はたまた、材の耐久性や耐候性、耐蟻性などに効果があるものもあると言われています。
続きを読むPart23:跳び箱の踏み台はなぜ木なのか
体育館の床や跳び箱の踏み台、野球のバットなど、スポーツの様々な場面で使われている木材。なぜ、それほど、木材が使われているのでしょうか。それには、理由があります。木材には衝撃緩衝効果があるからです。
続きを読むPart22:木造軸組工法で調湿効果を高めよう
湿度が高すぎると不快感が増し、湿度が低いと、風邪をひきやすくなるなど、湿度が体に与える影響が大きいことを体感している方は多いはずです。生理学的に人が過ごしやすい相対湿度は40%〜70%の範囲で、また、相対湿度がほぼ50%のあたりで、バクテリアやウィルス、カビ、ダニが活性化せず、呼吸疾患やアレルギー鼻炎、喘息などが少なくなることがわかっています。
続きを読むPart21:音を響かせる・・・楽器
バイオリンやピアノなどの弦楽器が、音を大きく響かせるために幅広の木部を必要としている事は、皆さんご存じのことでしょう。私たちが耳にする多くの弦楽器の音色は弦そのものから出ている音は少なく、大半は、弦から発せられた振動がこの木部によって響いているのが聞こえているのです。
続きを読むPart20:木造住宅は疲れにくい!?
最近、「何となくだるい、疲れた」という言葉を口にしている事はありませんか?その原因は働き過ぎ?運動不足?いろいろな要因が複合していることとは思いますが、もしかしたら、生活環境に木があると、そんな口癖が減るかもしれません。
続きを読むPart19:水をおいしくする木
水は木を腐らせるために木の天敵とも言えますが、今回は、その水に協力して活躍する木をご紹介しましょう。最新のオフィスビル、病院、学校、ホテル。こういったたくさん人が集まっている建物では、たくさんの水が必要です。そのため、受水槽という水槽を設置して、水を供給することになります。
続きを読むPart18:地震に強い木造軸組住宅
木造軸組住宅の重要な構造部分を担当する材料である木材は、鉄やコンクリートの建築用の構造材料に比べると強いのでしょうか、それとも弱いのでしょうか?材料の強さを図るために、その材料を引っ張って引きちぎれにくいか(引張り強さ)、その材料を押してつぶれにくいか(圧縮強さ)を材料の重さあたりの強さで調べたものが、右の図です。
続きを読むPart17:家づくりでも環境対策の優等生
モノの省エネルギーを判断する時、ただ単に使用する時のエネルギー使用量だけを見て、判断していませんか?単に、使用時にエネルギーを使用しない事だけではなく、「作る時にCO2を排出しすぎていないか?」「運ぶときにはどうか?」「メンテナンスは?」「廃棄は?」といった生産から廃棄までの全ての段階においての総合的なエネルギー量で省エネルギーかどうかを判断されなければなりません。
続きを読むPart16:木造軸組住宅は第二の森
“日本の木を伐るのは環境に悪い”と思っていませんか?木は、二酸化炭素を吸って酸素を出し、炭素を蓄えて生長していきます。このため、先進諸国で地球温暖化対策に取り組むことを決めた京都議定書では、温室効果ガスの削減目標として、2008年から2012年まで(第1約束期間)の排出量を、基準年である1990年の水準と比べて6%削減することを約束しています。
続きを読むPart15:桐の箪笥と桐の下駄
桐(きり)は成長が早い事で有名です。昔は、女の子が生まれた時に桐を植えて、お嫁に行くときにはその桐を使って箪笥(たんす)を作り嫁入り道具として持たせたと言われています。杉の木だったら、育ちやすい地域でも20年目で直径20cm(胸高直径)くらい、目の詰まったものだと、12、3cm(胸高直径)くらいにしかならないので誰も嫁入りの時に杉の箪笥を作ろうとは思いません。
続きを読むPart14:リフォームしやすい木造軸組工法住宅
住まいとしては、十分機能するはずなのに、建ててから30年くらいたつと、建て替え話が浮上することがあると聞きます。今でこそ、使いやすいとされる間取りがありますが、かつては、例えば、ソファーのある応接間、両親に泊まってもらうためだけに用意された和室、クローゼットにしては深すぎる押し入れなど、用意された本来の機能が自分のスタイルに合わず、自分が住まいに合わせなければならなくなるという事もしばしばでした。
続きを読むPart13:光の反射を調節する
紫外線は、肌に悪影響を与えるのはもちろん、目を疲れさせることは、皆さんよくご存知のことと思います。木は、その悪い紫外線を吸収し反射させにくい素材です。紫外線とは、波長が可視光線である紫色の波長(400〜440nm)よりも外側にある波長で、かつX線より長い電磁波をいいます。
続きを読むPart12:水中で活躍する木
東京駅前にあった「丸の内ビルヂング」が取り壊された時、立派なマツ杭が掘り起こされた事が話題となりましたが、覚えていらっしゃるでしょうか?すでに、76年もの間、地中にあったにもかかわらず、腐朽せずに建設当初のままの姿で現代までビルを支え続けました。
続きを読むpart11:木の手触り(2)ー「ざらざら」感と「つるつる」感ー
木の手触りを左右するものに表面の仕上げ方があります。同じ素材を触ったとしても、「ざらざら」に仕上げてあるものは暖かく、「つるつる」に仕上げてあるものは冷たく感じます。
続きを読むpart10:木の手触り(1)ー「ひんやり」感と「ほんわか」感ー
木材は温かみのある材料だと言われています。木材が、ガラス、鉄、コンクリート等の他の材料に比べて、暖かく、手触りが良いことは誰もが実感しており、手すりや玩具等の直接手に触れるものに利用されることも、その表れでしょう。
続きを読むPart09:火をてなずける
木は、燃える事によって人間を守ってきました。木は、建築材料や道具に使われ、もう使い物にならなくなると燃料としてその使命を全うし、灰は土に撒かれ良質な土壌を形成し、発生したCO2は次の世代の木に取り込まれてきたことは、みなさんご存じのことでしょう。
続きを読むPart08:人の眼は木目を選ぶ
めまいを感じる空間があります。東京国際フォーラムのホールAや養老天命反天地(岐阜県にある公園)などがその一例です。前者は左右に配置された光壁パネルの模様が斜めになっているからで、後者は地面が盛り上がったり窪んだりしている上にオブジェが斜めに突き刺さっているからです。
続きを読むPart07:さかさまの建て方
ひとりの旅人がある国を訪ねました。その国では何もかもがさかさまでした。例えば、彼の国では新聞は右綴じで文字の書き出しは左から右へと流れ、上から下へと行を重ねていくのに、その国では左綴じで、上から下へ文字が流れ右から左へと行を重ねていきます。
続きを読むPart06:ずっと健康住宅、ずっとスロースタイル
シックハウス症候群とは、新築住宅などへの入居をきっかけに化学物質過敏症を引き起こし、頭痛やめまい、吐き気等をもよおす症状を言います。シックハウス症候群が日本で初めて騒がれたのは、昭和初期の「丸ビル」でした。
続きを読むPart05:やっぱり住むなら木造住宅
「やっぱり住むなら木造住宅がいい」と思う人は、88.5%にもなります。その理由の1位は「我が国に適しているから」2位は「昔から住み慣れているから」3位は「木が好きだから」というように上位に感覚的なものが多いのです。
続きを読むPart04:人間を科学した家
週末、家族そろっての音楽鑑賞。そんなとき気になるのが隣近所への音の問題です。逆に外部からの騒音も煩わしいものです。木材は他の材料に比べ、適度の吸音性があり、音が伝わりにくい特長を持っています。
続きを読むPart03:日本を科学した家
木造軸組工法は、高温多湿の我が国の気候風土に最適です。工事は屋根を先に架け、その後、床や壁の工事を行うよう配慮されています。木造軸組工法は変化に富んだ日本の風土のなかで培われてきたため、このようなノウハウが随所に活かされています。
続きを読むPart02:愛情がまんなかにある家
窓が大きくて開放感のある家は気持ちがいいですね。
木造軸組工法は開口部を大きくしたり、コーナーに2方向の開口部を設けるなど設計が自由なので、個性的な住まいづくりが可能です。
Part01:自由設計という名の家
木造軸組工法とは、柱と梁で構成される架構の建築方式です。柱は上部の構造体を支え、梁は水平材として屋根や床などの重量を柱に伝える合理的な工法です。
しかも木造軸組工法は自由な設計プランが可能ですから、ライフスタイルに合わせた個性的なスペースを創造できるばかりか、敷地の条件、予算、デザインの嗜好などにも柔軟に対応できます。












